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Q. |
水道水は安全と言うことですが、どのような基準で安全性が守られているのですか? |
A. |
河川などから取り入れられた水(原水)は、管理の行き届いた浄水処理施設(浄水場等)で濁質分が取り除かれ、塩素消毒されます。きれいになった水(浄水)は、外部から雑菌等が入ることのないようきちんと管理された水道管で、それぞれの家庭まで届けられます。 蛇口(給水栓)から出る水道水は、給水栓の定点(末端等を含む)において、毎日、消毒効果等が確認されるとともに、法令に基づき定期的に精密な検査が行われ、安全性が確認されています。
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Q. |
水道水のカルキ臭はどうして発生するのですか?カルキ臭を取り除く方法はありますか? |
A. |
カルキとは元々「石灰」の意味で、従前は「さらし粉」の別称でよく用いられました。このため、現在でも水道水のように塩素剤で消毒された水に消毒臭があると「カルキ臭い」などと言われます。 この消毒のにおいは、塩素自体よりも、水道原水中に含まれるアンモニア態窒素などと、消毒のために用いた塩素とが反応して生じる物質(クロラミン)から発生する方が強く、不快にも感じます。 カルキ臭が気になる方は、水道水を煮沸後、弱火で数分間加熱し続け、湯冷ましとして飲用に用いたり、冷蔵庫で冷やして飲むとよいでしょう。
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Q. |
お風呂に水を汲むと、水が青く見えます。青い水が出ているのでしょうか? |
A. |
水自体が青い色をしているわけではありません。海が青く見えるのと同じで、水に光が当たると光の吸収や散乱が起きて、青い光が目に入ります。特にアイボリー系の浴槽は、散乱された青い光をよく反射するので、青い色が目立ちます。 そのため、お風呂の水が入っている部分が青っぽく見えるのです。 |
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Q. |
朝一番に水を汲んだら赤い水が出ましたが、この原因は何ですか?この水は飲んでも大丈夫ですか? |
A. |
赤い水は、水道管内の鉄さびが混じった場合に出ることがあります。主な原因は、水道工事や突発的な事故により水道管の中で急激に水の流れや圧力が変わった時に、管の中の鉄さびが剥がれ、水に混じるためで、一時的なものです。工事は夜に行われることが多いため、朝一番に水を出したときには、管内に溜まっていたさびの混じった水が出てくるのです。 工事等がある場合は水道事業体から事前に日にちと時間のお知らせがありますので、飲み水を汲み置きするなどの対処をして下さい。 鉄さびは人体にほとんど吸収されないので、飲んでも心配はありませんが、工事等の後は少しのあいだ水を流して、水の色が透明になってからご使用下さい。 赤い水が長時間続いたり、工事がないのに毎日赤い水が出るようなときは、宅内の給水管のさびが原因であることが考えられます。このような場合は、新しい管に交換をすれば解消されます。
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Q. |
蛇口からコップに水を汲んだら白く濁っていました。しばらくしたら少しずつ透きとおってきました。どうしてこのような現象が起こるのですか? |
A. |
水が出るときに、蛇口の出口が負圧になると、蛇口上部から空気が吸い込まれ、とても細かい泡になります。これが光を反射して水の色が白く濁って見えるのです。この水をコップに汲んで静かに置いておくと、泡がだんだん上にあがって下の方から徐々に透明な水になっていきます。 しばらく置いても透明にならない場合は、別の原因が考えられますので、水道事業体にお問い合わせ下さい。
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